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12月24日に臨床瞑想法研究所主催、聖路加国際病院精神腫瘍科共催、NPO法人ハートシェアリングネットワーク後援で、臨床瞑想法・基礎講座(後半)を開講いたします。

以下、臨床瞑想法教育研究所所長の大下大圓氏よりメッセージです:

この臨床瞑想法基礎講座は「ゆるめる瞑想、みつめる瞑想」を基本として理論と実習をするものです。基礎的な知識と瞑想体験を通じて、「瞑想とはこういうものか」と体感していただきます。

この講座はどなたでもご参加いただけますが、臨床瞑想法・着素講座(前半)をすでに受講された方(5単位取得済みの方)はこの基礎講座(みつめる瞑想の1日研修)を元に、次のステップとして「たかめる、ゆだねる」瞑想法上級編を目指していただくことができます。

さらに「応用・指導編」の臨床瞑想法指導者養成講習会を経て、修了書が発行されます。

なお、すでに基礎、上級編を修了された方でも、リカレント研修(継続単位授与)として、ご参加いただけます。

皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げます。

 

お申し込みはこちらから>> meditate.peatix.com

チラシPDFはこちら>>rinsho-med

当研修ではバーンアウトのメカニズム・認知行動療法・マインドフルネス・仏教瞑想・慈悲(コンパッション)などを中心にナースのためのバーンナウト予防、ストレスマネジメントについて取り組みます。ぜひ、日頃の労をねぎらって、皆さまお誘い合わせのうえご参加ください。

〜聖路加国際病院精神腫瘍科部長 保坂 隆 からのメッセージ~

人的資源としての医療者の喪失は社会の喪失である。特に、看護師のバーンナウトは今も依然として大きな課題である。それに対して、夜勤の回数や就業時間の調整、プリセプター制度,保育所の整備など、さまざまな対策が行われている。しかし、このような労働環境の調整以前のことに、問題の本質があると考えてみた。たとえば、傾聴・共感は看護師への医療コミュニケーション教育の初歩だ。しかし、傾聴・共感はあまりに強調されすぎていないか、というのが問題提起である。

今回は、傾聴・共感のために、患者に寄り添いすぎたり、
「ねばならない思考」に陥った結果としての、看護師のバーンナウトを予防するための新しい視点を提案したい。そして、実際に、研修していただきたいと思い、2日間プログラムを考案した。新しい視点とは、正しい意味での「慈悲」を学んでいただき、「ねばならない」という不健全思考を修正し、マインドフルネス瞑想の実践をしていただき、さらに高野山真言宗の僧侶(高野山大学大学客員教授)により考案された医療者用の本格的な瞑想にも参加していただくものである。

これは、今までに指摘されなかった、新しい視点からのバーンナウト予防策だ。ぜひ参加して、現場にもフィードバックしていただきたい。

[場所]
聖路加国際病院旧館 5階 研修室A
東京都中央区明石町9-1

[日時] 平成28924-25
1部 924日(土)13時~17
①ナースのバーンナウト総論
 (聖路加国際病院精神腫瘍科 医師 保坂 隆)
②ナースの不健全思考とバーンナウト
 (聖路加国際病院精神腫瘍科 心理カウンセラー 川畑 のぶこ)
③傾聴・共感から慈悲・瞑想へ (保坂 隆)
④ナースのためのマインドフルネス実践(川畑 のぶこ)

第2部 9月25日(日)10-16
ナースのための臨床瞑想法の理論と実践
 (飛騨千光寺住職/高野山大学大学客員教授大下 大圓)
※「臨床瞑想法教育研究所」の臨床瞑想法指導者養成講習会の単位認定「基礎編単位5単位」取得可能です

[参加費]
・両日(第1部&第2部)16,000
・1日目のみ/2日目のみ 10,000

[対象] 看護師 及び 医療従事者
 看護師のみ参加証が発行されます

お申込み URL  >> HSN092416.peatix.com

当法人副理事長で聖路加国際病院精神腫瘍科部長の保坂隆医師と乳がん患者さんの今渕恵子氏共著の「がんでも長寿〜心のメソッド」が発売となりました。現在Amazonカテゴリーランキング1位です!患者さんの本音とサイコオンコロジーの第一人者のやりとりは患者さんやご家族、そして医療者の方たちにも参考になると思います。ぜひお読みください。

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