◉ 趣 意

趣 意


がんは日本人の三大疾患のひとつであり、国民の2人に1人が一生のうちに1度はがんに罹ると言われています。このような状況の中で、がん患者さんの病気や将来に対する不安や恐怖、また、家族や周囲への罪悪感や自責の念など、負の感情によるQOL(クオリティー・オブ・ライフ=人生の質)の低下に対しするメンタルケアおよびスピリチュアルケアの重要性は認識されつつも、一般的にはまだまだ普及しておらず、その情報への到達も容易でないという現状があります。理由としては、現代の医療制度ではメンタルケアについて横断的に普及・啓発するには仕組み上の限界があることが挙げられます。

私たちは、これまで主に医療現場においてカウンセリング、グループ療法、ピアカウンセリングの場の提供およびファシリテーションなど、がん患者さんのメンタルケアに従事すると同時に、メンタルケア従事者の育成にも携わってまいりました。これらの経験を活かしながら、制度が整うのを待つこと無く、行政や一般企業との連携も大切にしながら、がん患者さんの心のケアの普及や啓発をすることによって、保健・医療・福士の増進に寄与することを目的としてハートシェアリングネットワークを設立しました。