7月15日に聖路加国際病院トイスラーホールにおいて、がん患者さんの心のケアと健全なサポート、患者会運営について学ぶ、ハートシェアリング講習会を開催いたします。
闘病中に、サポートのある患者さんはそうでない患者さんに比べて予後が良いということが報告されています。また、心が前向きな人はそうでない人に比べて寿命が長いという報告もあります。ただし、そのような医学的統計もさながら、たとえ病気があっても、寿命がどれほどあっても、患者さんがそれらにとらわれることなく、生き生きとその人らしい人生を過ごすことは、なににも増して大事なことです。見方を変えれば、病気はそのような自分らしさを取り戻す機会にもなり得ます。
患者さんが不安や落ち込みの中にいるときに、共に支え合いながら、その人らしい人生をサポートする場や機会が身近にあることはとても大切です。
ハートシェアリング講習会は、患者さんやサポーターの皆さんに、ソーシャルサポート、ピアカウンセリング、コミュニケーション、治療との向き合い方、運動、患者会やがんサロン・カフェのファシリテーションなどについて学んでいただくことで、日本全国に患者さんが安心して参加できる健全なサポートネットワークの構築を目指しています。
患者さんご自身、ご家族、医療者、患者会やがんサロン・カフェのファシリテーターなど、より前向きで健全な心のケアやサポートに興味のある方たちにお集まり頂きたいと願っております。
ぜひお誘い合わせの上ご参加ください。
なお、当講習会を受講され、条件を満たした患者会(代表者が受講された会)はハートシェアリングネットワークの患者会ネットーワークに登録されます。近隣での患者会に関するお問い合わせがあった際に、ご紹介させていただきます。